導入と初期設定
システムの起動から、初期管理者アカウントの作成、ログイン、ユーザー追加までの流れです。導入担当者が最初に一度だけ行う作業です。
入手方法を選ぶ
| 方法 | 向いている使い方 | 入手先 | 開くURL |
|---|---|---|---|
| Microsoft Store 版 | 1台のPCで機能を試す・手順を検証する(ほかの端末からは接続できません) | Microsoft Store | アプリの画面がそのまま開きます |
| ZIP(Windows / Linux) | 社内LANのサーバーに置き、現場の端末からブラウザで使う | GitHub Releases | http://<サーバー>:5000 |
| Docker(amd64 / arm64) | 同上。コンテナで動かす | ghcr.io/msmsrep/parallelfactorymes |
http://<サーバー>:8080 |
| ソースから動かす | 開発・改造 | GitHub | http://localhost:5288 |
どの方法も無償で、アクティベーションやライセンスキーは不要です。ソースから動かす場合を除き、.NET のインストールも要りません。
利用に必要なもの
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サーバー | Windows / Linux(x64)のPC 1台、または Docker が動く環境(amd64 / arm64)。Store 版は Windows 10(2004 以降)/ 11 |
| データベース | 不要。既定ではSQLiteのファイル(mesapp.db)が自動生成されます。PostgreSQL / SQL Server も使えます(管理者向け運用) |
| 利用端末 | モダンブラウザ(Chrome / Edge など)。専用アプリのインストールは不要です |
| ネットワーク | 端末からサーバーのURLにアクセスできること |
起動する
Microsoft Store 版
Microsoft Store からインストールし、スタートメニューの Parallel Factory MES を開きます。 初期管理者は自動で作られ、ユーザー名と初期パスワードが画面の上に表示されます(下の「初期管理者アカウントを作る」は不要です)。
ZIP
- Releases から
ParallelFactoryMES-<版>-win-x64.zip(Linux は-linux-x64.zip)をダウンロードして展開します。 - Windows は start.cmd をダブルクリック、Linux は
sh start.shを実行します。 - ブラウザで
http://localhost:5000を開きます。
Windows で「WindowsによってPCが保護されました」と表示された場合は、展開する前にZIPファイルのプロパティを開き、許可するにチェックを入れてから展開し直してください(困ったときは)。
Docker
docker run -d -p 8080:8080 -v mesapp-data:/data ghcr.io/msmsrep/parallelfactorymes
ブラウザで http://localhost:8080 を開きます。-v mesapp-data:/data を付けないと、コンテナを作り直したときにデータが消えます。
PostgreSQL と一緒に動かす場合は管理者向け運用を参照してください。
ソースから動かす(開発用)
.NET 10 SDK を入れ、リポジトリのルートで次を実行します。既定では http://localhost:5288 で起動します。
dotnet run --project src/MesApp.Api
同じLAN内の他のPCから使う場合の設定(ポート・ファイアウォール・HTTPS)は管理者向け運用を参照してください。
データベースファイルと署名鍵はデータ保存先に自動生成されます。データベースの作成作業は不要です。
保存先は既定で %LOCALAPPDATA%\ParallelFactoryMES(Linux は ~/.local/share/ParallelFactoryMES、Docker は /data)です。
初期管理者アカウントを作る
ユーザーが1件も登録されていない状態でブラウザからアクセスすると、ログイン画面に 「初期セットアップが必要です」と表示されます。
- ログイン画面の 初期管理者アカウントを作成 リンクを開きます。
- ユーザー名(ログインID)、氏名(表示名)、パスワードを入力します。
- 作成してログイン画面へ を押します。
パスワードは 8文字以上で、英小文字と数字を含む 必要があります(例:Passw0rd123)。
条件を満たさない場合はエラーが表示され、作成されません。
初期セットアップ画面はユーザーが0件のときだけ有効です。一度アカウントを作成した後は使えません。 管理者パスワードを紛失した場合の扱いは困ったときはを参照してください。
ここで作成されたアカウントには システム管理者(SystemAdmin) ロールが付与されます。
ログインする
- ブラウザでサーバーのURLを開きます。
- ユーザー名とパスワードを入力し、ログインを押します(Enterキーでも実行できます)。
- ログインするとダッシュボードが表示されます。
ログインに失敗し続けるとアカウントが一時的にロックされます。 その場合は「アカウントが一時的にロックされています」と表示されるので、しばらく待ってから再試行してください。
初期パスワードの変更
管理者が作成したユーザーは、初回ログイン時にパスワード変更が必要です。 ダッシュボード上部に「初期パスワードのままです」という警告が表示されるので、 リンクからパスワード変更画面を開いて変更してください。
利用者を登録する
システム管理者が マスタ管理 → ユーザー タブから追加します。
- ユーザー名と氏名(表示名)を入力します。
- 初期パスワードを入力します(初回ログイン時に変更が強制されます)。
- 担当業務に合わせてロールのチェックを入れます。複数選択できます。
- 登録を押します。
ロールごとにできる操作が変わります。詳細はロールと権限を参照してください。
差立でスキル・資格の照合を使う場合は、あわせて マスタ管理 → スキル・資格 で資格を定義し、 ユーザー行の「スキル・資格」からユーザーに紐づけておきます。
つぎに行うこと
業務を始めるにはマスタ登録が必要です。特に 工程 → 品目 → 工順(BOP) の順で登録しないと 製造指図を工程展開できません。マスタ管理へ進んでください。
まず動きを試したい場合は、サンプルデータを入れると製造指図から出荷までと、保全・治工具・在庫・物流・不適合の記録がそろった状態になります。 マスタのサンプルを マスタ管理の「ZIPで一括取込」で、続けて実績のサンプルを 管理 → 実績CSV取込の「ZIPで一括取込」で取り込みます(マスタ管理のCSV)。