物流・在庫管理
部材の受入から、在庫の操作、工程への払出、製品の出荷、棚卸までです。物流・倉庫担当者の作業になります。
在庫を動かす操作(受入以外の在庫操作・ピッキング・出荷・棚卸)は、 システム管理者・生産管理担当者・物流倉庫担当者 が実行できます。
受入
左メニュー:物流・在庫 → 受入
購入した部材を在庫に計上します。製造を始める前に、必要な部材をここで受け入れておきます。
- 品目を選びます。
- 数量を入力します。
- 入庫先ロケーションを選びます。
- ロット番号を入力します。空欄にすると自動採番されます(納入元のロット番号をスキャン入力することもできます)。
- 必要なら有効期限と備考を入力します。
- 受入登録を押します。
登録すると受入ロットが作られ、下の「受入済みロット」一覧に表示されます。
現品票の印刷
一覧の 現品票 ボタンで、ロット番号のバーコード(Code39)付きの現品票を印刷できます。
受入の取消
受入取消 を押すと、受入とその在庫計上が取り消されます。
受入後に在庫が動いているロットは取り消せません。
(受入後に在庫が変動しているため取消できません(数量調整で対応してください)。)
この場合は在庫照会・操作の数量調整で対応してください。
在庫照会・在庫オペレーション
左メニュー:物流・在庫 → 在庫照会・操作
4つのタブで構成されています。
在庫照会タブ
ロット番号(スキャン可)とロケーションで在庫を検索します。各行から次の操作ができます。
| ボタン | 動作 |
|---|---|
| 操作 | そのロットを選択した状態で「在庫操作」タブに移動します |
| 現品票 | 現品票を印刷(別タブ) |
| 追跡 | そのロットのトレーサビリティ画面に移動 |
在庫操作タブ
画面の一番上にある「対象在庫の選択」で、ロット・対象ロケーション・数量・理由を先に指定してから、 下の各操作ボタンを押します。在庫照会タブの操作ボタンから来た場合は、すでに選択済みです。
| 操作 | 内容 | 使う入力欄 |
|---|---|---|
| 移動 | 別のロケーションへ在庫を移します | 移動先ロケーション、数量 |
| 数量を調整 | 実棚数に合わせて数量を修正します | 実棚数量(調整後の数量)、理由 |
| 分割 | ロットの一部を新しいロットに切り出します | 数量、新ロット番号(空欄で自動採番) |
| 統合 | 対象ロットを統合先ロットにまとめます | 統合先ロット |
| 振替 | 品目やロット番号を変更して在庫を移します | 振替先品目 または 新ロット番号、数量 |
| ステータス変更 | 在庫ステータスを変更します | 在庫ステータス、理由 |
| 廃棄 | 在庫を廃棄します | 数量、理由 |
| 返品 | サプライヤーへ返品して在庫を引き落とします | 数量、理由 |
| 払出戻し | 工程に払い出した部材を在庫に戻します | 数量 |
在庫ステータスは、正常/保留/検査待ち/不良/廃棄予定 の5種類です。 検査を発行すると自動で「検査待ち」になり、判定結果に応じて「正常」または「不良」に変わります。
数量調整には理由が必須です(未入力の場合は「実棚差異」として記録されます)。 数量調整・ステータス変更・廃棄は監査ログに記録されます。
統合できるのは同一品目・同一ロケーションの在庫だけです。
期限アラートタブ
「何日以内の期限を表示するか」に日数を入れると、その期間内に期限が来る在庫と、 すでに期限切れの在庫が一覧されます。期限切れは赤、期限接近は黄色のバッジで区別されます。
入出庫履歴タブ
すべての在庫トランザクションが日時順に表示されます。 区分は 受入/入庫/出庫/工程払出/払出戻し/移動/調整/廃棄/返品/振替/分割/統合/棚卸調整/出荷 です。
工程間の搬送指示
左メニュー:物流・在庫 → 搬送指示
工程から工程へ現品を運ぶとき、運ぶ前に指示を作り、運び終えてから実行します。 指示と実行を分けることで、「運搬中でまだ着いていない」状態を残せます。
- 対象ロットを選びます(スキャン可)。移動元は選んだ在庫の棚が入ります。
- 数量と移動先ロケーションを指定し、搬送指示を作成を押します。
- 運び終えたら一覧の実行(在庫を移動)を押します。ここで在庫が移動します。
| 状態 | 意味 |
|---|---|
| 指示中 | 作成済み。まだ在庫は動いていません |
| 完了 | 実行済み。在庫が移動先へ移っています |
| 取消 | 取り消されました。在庫は動きません |
その場で在庫を動かすだけなら、在庫操作の「移動」を使ってください。 搬送指示は、運搬の指示と完了報告を分けて残したいときに使います。
権限は在庫操作と同じです(システム管理者・生産管理担当者・物流倉庫担当者)。
出庫・工程払出
左メニュー:物流・在庫 → 出庫・払出
工程へ部材を払い出すとき、または出荷用の製品を用意するときに使います。
ピッキング指示を作る
- 区分を選びます。工程へ払い出すなら「工程払出」、出荷用なら「出荷」です。
- 区分に応じて払出先 作業指示または払出先 出荷指示を選びます。
- 品目と数量を入れて明細に追加を押します。複数行を追加できます。
- ピッキング指示を作成を押します。
作成時に、在庫が先入れ先出し(有効期限を優先)で自動的に引き当てられ、 どのロット・どのロケーションから取るかが決まります。
在庫が足りない場合はここでエラーになります。受入や前工程の実績登録で在庫を用意してから、もう一度作成してください。
ピッキングを実行する
- 一覧で対象のピッキング指示を確認します。明細に引当ロットとロケーションが表示されています。
- 現物のラベルを「照合」欄でスキャンします。引当ロットと一致すれば緑の一致、違えば赤の不一致が表示されます。
- すべて確認できたらピッキング実行を押します。在庫が引き落とされ、状態が「完了」になります。
照合結果は目視確認のための表示です。不一致でも実行ボタンは押せてしまうため、 必ず一致を確認してから実行してください。
間違えて作成した場合は 取消 で取り消せます(指示状態のもののみ)。
出荷管理
左メニュー:物流・在庫 → 出荷管理
出荷を実行するには、その出荷指示に対する「承認済みの出荷判定(可 または 特別採用)」が必要です。 判定がないと出荷実行時にエラーになります。判定は品質保証担当者が 出荷判定画面で行います。
出荷指示を作る
- 出荷先と出荷予定日を入力します。
- 品目と数量を入れて明細に追加を押します。
- 出荷指示を作成を押します。出荷番号が自動採番されます。
出荷を実行する
- 一覧から対象の出荷指示を開きます。
- 出荷ロットを選びます(明細の品目に該当する在庫だけが表示されます)。
- 数量を入力します。
- 出荷実行・完了報告を押します。
実行すると在庫が引き落とされ、明細の「出荷済」数量が増えます。
出荷判定が未承認の場合は次のエラーになります。
承認済みの出荷判定(可または特採)がないため出荷できません(H-10-10)。
出荷伝票
各出荷指示の 出荷伝票 ボタンから、伝票を印刷できます。
棚卸
左メニュー:物流・在庫 → 棚卸
- 対象ロケーションを選びます(未選択なら全ロケーション)。
- 棚卸指示を作成(現在庫をスナップショット)を押します。この時点の在庫が理論数量として固定されます。
- 一覧から 開く を押して明細を表示します。
- 現物を数え、各行の実棚数量を入力します。
- 実棚数を登録を押します。差異が計算され、0でない行は赤字で表示されます。
- 差異を確認したら確定(差異を棚卸調整)を押します。差異が在庫に反映され、状態が「確定」になります。
棚卸表 ボタンから、現場で記入するための棚卸表を印刷できます。 中断する場合は 取消 で棚卸自体を取り消せます。
棚卸指示の作成時に対象在庫が1件もないとエラーになります(対象在庫がありません。)。
ロケーションの指定を見直してください。